MAIL

Japan Fake-Defense Agency Annex

ミサイル関連外交報道

BBS
注意:IEの方はフォントサイズを「小」にして下さい。 / NOTES : set up a font size "SMALL" if you use the Internet-Explorer

0
[9/2]日経新聞−−「北朝鮮外相、小和田国連大使との面会拒否」
高村正彦外相は2日の衆院外務委員会で、南アフリカを訪問している金永南・朝鮮民主主義人民共和国
(北朝鮮)副首相兼外相が小和田恒国連大使の面会申し入れを拒否したことを明らかにした。政府は北
朝鮮の弾道ミサイル実験への対抗措置の一環として「あらゆるレベルで北朝鮮に厳重抗議し、説明を求
める」との方針を決めたが、北朝鮮がミサイル実験後に日本政府関係者との対話を拒んだのは先月31日
の北京に続いて2回目。

外相は「中国、ロシアとも2国間の話し合いを通じてどういう形で北朝鮮のミサイル実験問題を国際舞
台に出していけばいいかを考えたい」と述べた。古堅実吉氏(共産)、伊藤茂氏(社民)への答弁。
0
[9/2]産経新聞−−「米、なお対話路線復活の思惑。日韓との間に溝も」
北朝鮮によるミサイル試射の強行は、日本、米国、韓国と北朝鮮との関係に大きな影を落としはじめて
いる。韓国沖での潜水艇事件に続くミサイル試射により、日韓両国は北朝鮮に対しては強硬姿勢に転換
する可能性もあるが、一方で米国は、今回の事態を強く懸念しながらも、北朝鮮との対話路線復活とい
う従来の思惑は捨てていない。このため今後の対北朝鮮政策では、場合によって日韓と米国との足並み
の乱れがでることも予想される。

米国務省によると米国は今回の北朝鮮のミサイル実験について、「ある時点」(国務省筋)で情報をつか
み、北朝鮮に対して実験見送りを強く求めてきた。それだけに、試射強行に対してはニューヨークの米
朝高官協議の場で「北東アジアの不安定化につながる」とし、北朝鮮に強く自制を求めた。また、先に
明らかになった北朝鮮の地下核施設疑惑に加え、日本を完全に射程におさめるミサイル試射が強行され
たことによる事態の深刻さ、危機の重大さについても十分認識している。

だがその半面、本音ではニューヨークで行われている米朝協議を犠牲にする考えはなく、これを合意に
持ち込んで中断している四者協議再開にこぎつけたい意向になお執着している。四者協議が北朝鮮を国
際社会に引き出し、孤立化による軍事冒険を放棄させる道につながる−という一貫した信念がその背景
にある。
0
[9/2]毎日新聞−−「実務者協議を開催へ、日韓防衛首脳合意」
額賀福志郎防衛庁長官は1日、韓国の千容宅(チョンヨンテク)国防相と防衛庁で会談し、朝鮮民主主
義人民共和国(北朝鮮)のミサイル発射について「両国の安全にとって脅威」との認識で一致、こうし
た動きに対応するため両国の防衛審議官(局次長)級による実務者協議を開始することで合意した。

千国防相は、北朝鮮が米国との高官協議を行っている時期に発射を強行した意図について(1)5日か
ら最高人民会議が開かれ金正日(キムジョンイル)労働党総書記が国家主席に選出されることがあり得
るので、金総書記の立場、役割を高める(2)ミサイルの能力を誇示し、米朝協議などでの有利な展開
を期待する――との見方を示した。

また千国防相は、韓国の北朝鮮政策について、対話を重視する太陽政策を堅持する考えを改めて表明した。
0
[9/2]共同通信−−「新たな対応措置検討の意向、北朝鮮ミサイルで政府」
高村正彦外相は2日午前の衆院外務委員会で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイル発射実験
の意図について「政府として断定するのは適当でないが、北朝鮮に説明を求めていきたい」と述べ、あ
らゆるルートを通じて北朝鮮の意図をただす考えを表明した。
阿南惟茂外務省アジア局長は北朝鮮の説明によっては新たな対応措置を検討する意向を示した。
0
[9/2]共同通信−−「ミサイル探知など共同声明 米ロ首脳が2回目会談」
クリントン米大統領は二日午前(日本時間同日午後)、クレムリンでエリツィン・ロシア大統領と二回
目の首脳会談を行った。両大統領はこの後、二日間の首脳会談とクリントン大統領のロシア訪問を総括
する共同記者会見を行った。

一日の会談で合意した(1)第三国の弾道ミサイル発射探知のための情報交換(2)兵器用プルトニウ
ムの五十トン削減―などをまとめ、共同声明として発表の予定。ロシアが経済危機で先行き不透明な状
況が続き、米政府の対応にも手詰まり感が見える中、両国はこれら「大国同士の合意」を最大限にアピ
ールしたい考えだ。

最大の焦点だったロシア経済危機は、エリツィン大統領が一日の会談で「ロシアの改革路線に後戻りは
ない」と言明した。しかし米側は、ロシアの新政府が国際通貨基金(IMF)主導の経済改革路線に背
を向ける可能性を懸念しており、今後も「言葉より政策。政策より行動」(サマーズ財務副長官)の立
場で、改革履行を迫っていく方針だ。
0
[9/1]共同通信−−「日韓の安全に脅威で一致 防衛首脳が会談」
額賀福志郎防衛庁長官は一日午後、防衛庁内で韓国の千容宅国防相と約一時間半にわたり、朝鮮民主主
義人民共和国(北朝鮮)の八月三十一日の弾道ミサイル発射問題を中心に意見交換した。双方は北朝鮮
のミサイル開発は両国の安全にとって脅威との認識で一致、ミサイル開発動向に関する情報交換のため、
審議官クラスの実務者会議を早期に開催することで合意した。

また千国防相は北朝鮮について「今までも非合理的で理解に苦しむ行動があったが、今回もその延長線
上にある」との認識を示した上で、ミサイル発射の意図について(1)北朝鮮の金正日総書記の国家主
席就任に向けた立場の強化。(2)ミサイル能力を示すことで今後の米朝協議を有利に進める。との点
にあったとの認識を示した。額賀長官もこれに基本的に同意した。
0
[9/1]共同通信−−「米は対話重視を継続=日本の危機感は理解」
ミサイル実射実験を受けて日本政府が1日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対し厳しい対応策を
打ち出したことに、米政府はまだ公式の反応を示していない。しかし、今回のミサイル発射が「北東ア
ジアにとどまらず、地域安保を不安定化させる危険性がある」(国務省当局者)との認識で日米両国は
一致しており、日本の新たな対北朝鮮政策に理解を示しつつ、日米間の政策調整を図ることになろう。
0
[9/1]朝日新聞−−「千容宅韓国国防相訪日」
小渕首相との会談で千容宅韓国国防相は「テポドンは周辺諸国に脅威となりうる。朝鮮半島の平和と安
定について、日韓が緊密に連絡、協議して対応したい」と述べ、首相も同意した。
また、高村外相は「ミサイル開発問題、ミサイル発射問題、核開発疑惑、朝鮮半島エネルギー開発機構
(KEDO)の問題などについて日米韓、あるいは日韓の連携と協力が重要であり、今後も密接な意見交
換、情報交換をしたい」と述べたのに対し、国防相は「同感である」と応じた。
さらに外相は「10月の金大中大統領の訪日の際に、ひとつの大きな柱として日韓の安全保障面の関係
がある」と述べ、北東アジアの安全保障問題が大きなテーマになるとの認識を示した。
0
[9/1]朝日新聞−−「中国には事前通告なし」
中国の銭其シン副首相は1日、北京を訪問中の海部俊樹元首相と会談し、朝鮮民主主義人民共和国(北
朝鮮)の弾道ミサイル試射について、北朝鮮政府から中国政府に対して事前通知も事後報告もなかった
ことを明らかにした。また「ミサイル試射は戦争を発動するためではなく、力を誇示し、新しい指導者
の誕生を祝いたいのではないか」と述べ、近く予想される金正日総書記の国家主席就任と関係があると
の見方を示した。

中国政府は今回の問題について慎重な姿勢に終始しており、1日、記者会見した外務省の朱邦造報道局
長も「関係方面が既に協議のルートを持っており、関係方面が適切に問題解決することを希望する」と
の短いコメントを発表するにとどめた。中国は北朝鮮と最もつながりの深い国の一つだが、今回深入り
を避けているのは、朝鮮半島問題に対する中国の立場が微妙であることに加えて、ミサイル試射が突然
事前連絡もなしに行われたことに、少なからぬショックを受けているためとみられる。

朱局長はまた、事前通知がなかったことを確認するとともに、北朝鮮が5日に開くとみられる最高人民
会議に、中国を含め、外国代表団が招待されていないことも明らかにした。
0
[9/1]読売新聞−−「米議会に対北不信高まる」
共和党主導の米議会には、核開発凍結の見返りに北朝鮮に軽水炉や重油を提供する米朝核合意への不信
感が急速に高まっている。議会当局者によると、ベンジャミン・ギルマン下院外交委員長(共和党)は
一日、米朝高官協議の北朝鮮側代表、金桂寛外務次官と会談するが、中心テーマはミサイル問題になる
と見られる。米朝核合意は米政府の朝鮮半島政策の基本だが、議会は予算決定権を握るだけに今後、米
国側の合意履行が困難に陥る可能性も否定できない。

「我々は国民の税金から北朝鮮に重油や食糧を提供してきたのに、北朝鮮はその見返りにアジアで最も
重要な我々の同盟国(日本)に向けてミサイルを発射した」。外交担当の議会スタッフの一人はミサイ
ル発射実験に怒りを隠さない。

米国は、核合意調印後、合意に基づき毎年五十万トンの重油を北朝鮮に提供する義務を負っているほか、
人道支援として食糧支援を再三行ってきた。それだけに、ミサイル発射に対し、核合意にもともと批判
的な議会共和党の反発は強い。

ロバート・リビングストン下院歳出委員長(共和党)は、核合意や食糧支援を政府の北朝鮮に対する
「へたくそな宥和政策」と決め付け、ミサイル発射はこれらの政策への「とどめの一撃」だと話した。

すでにミッチ・マコネル上院議員らは九月初めの議会再開をにらんで、北朝鮮がプルトニウム生産を行
っていないことや、紛争地域にミサイル技術を輸出していないことを大統領が証明しない限り、北朝鮮
への重油供給の資金は支出しないとする法案を上下両院に提出する準備を進めている。また、上院外交
委員会の東アジア・太平洋小委員会では、近く政府の北朝鮮政策を見直す公聴会を開催する予定だ。
0
[9/1]共同通信−−「サイル発射で安保会議懇」
政府は一日午前、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の弾道ミサイル発射実験をめぐり、国会内で緊急
の安全保障会議議員懇談会を開いた。

小渕恵三首相はミサイルの一部が三陸沖の公海上に着弾したとみられる事態を「国民の不安も高く、極
めて憂慮している」と述べ、強い懸念を表明。情報収集の徹底を図り、対北朝鮮政策で万全を期すよう
指示した。

高村正彦外相は、ニューヨークの北朝鮮代表部に厳重抗議した状況について「北朝鮮は(事実を)否定
も肯定もしていないが、日米安保条約と日本の防衛政策への批判を繰り返した」と説明、日朝関係は一
層厳しくなるとの認識を示した。外相は閣議後の記者会見で、国連安全保障理事会への提起を「一つの
選択肢として考えられる」と語った。
0
[9/1]コリアヘラルド−−「韓国、傍観姿勢を強調」
官房長パク・ジュウォン氏は「我々は北朝鮮の弾道ミサイル発射実験に対しショックを受けているが、
どうすることも出来ない」「我々は北がミサイル開発を止め、国際的なミサイル制御努力に参加するよ
うに勧告してきた」と述べた。
また副官房は「今後韓国政府は日米両政府と綿密に協議し、北のミサイル開発について処理する」と語
った。
(訳はいいかげん。実はよく分からない)
0
[9/1]読売新聞−−「米国防次官補代理、来日して対応協議」
カート・キャンベル国防次官補代理は今週後半に日本を訪れ、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が弾
道ミサイルを発射した問題への対応について、外務、防衛両省庁幹部らと突っ込んだ協議を行う。米国
防総省筋が三十一日、明らかにした。キャンベル次官補代理の訪日は以前から計画されていたが、北朝
鮮の弾道ミサイル発射という新たな事態を受け、北朝鮮の軍事情勢や日米間の戦域ミサイル防衛(TM
D)構想の共同技術研究のあり方などについて意見交換する。

キャンベル次官補代理は、中国と韓国も訪問し、国防省幹部らと会談する。
0
[9/1]読売新聞−−「韓国、当面は静観の構え」
韓国大統領府高官は三十一日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイル発射に関し「実験と承知
している」とする一方、「北韓(=北朝鮮)の意図を綿密に分析中だ」と述べて、当面は事態を冷静に
見守る姿勢を示した。韓国政府が、北朝鮮に対する批判を避けたのは、北朝鮮の狙いが、近く予想され
る金正日・労働党総書記の国家主席就任に向けた国威発揚や、対米交渉での有利な立場の確保などにあ
り、韓国に対する直接脅威ではないとの分析に基づくものだが、同時に金大中政権発足により緒に就き
始めた南北交流をここで断ち切りたくないとの政策的判断もある、とみられる。
韓国政府部内では、国防省が同日夕、「ミサイル発射に対する国防省の立場」と題する文書を発表し
「深刻な憂慮」を表明。北朝鮮にミサイル開発の停止と不拡散の国際的努力への参加を求めたが、大統
領府の公式声明はなく、批判のトーンは全体的に抑制された。

ただ、金大中大統領は、今年六月の訪米で対北政策に関する米韓の共同歩調を強調するなど、周辺諸国
との協力関係を重視しているだけに、「ミサイル発射にともなう日米の対北姿勢硬化が非常に気がかり」
(青瓦台筋)なのは事実。

このため韓国政府としては、いったんは対北融和姿勢を維持しつつも、今後、ミサイル実験に反発を示
す日米などとの調整が必要となるのは確実。金大統領は十月の訪日などを通じた両国との緊密な連携を
図りながら、慎重に対応を定めていくことになりそうだ。
0

a

0

<<< もどる

0