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Japan Fake-Defense Agency Annex

光明星1号を検証する

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できる限りオフィシャルデータに基づいているので、安心してお読み下さい(笑)
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基礎知識
運搬ロケット
宇宙へ向けて飛び立つロケット
「光明星」の由来は?
光明星とは朝鮮民族の希望の星、偉大なる金正日総書記のことを指した呼称です。
これは、父・金日成主席=太陽(将帥星)、母・金正淑女史=月から生まれた「光輝くひときわ明
るい星」ということを意味します。
では「光明星1号(クァンミョンソンイルホ)」とは?
共和国で打ち上げた運搬ロケットと衛星は、ロケットと操縦システム、燃料と金属、非鉄金属資
材、発射場設備と操縦技術に至るまで徹頭徹尾、自力更生の産物です。
金正日総書記は、久しい前から自力で宇宙開発分野を開拓する設計図を示し、エネルギッシュ
に指導してきました。科学者たちが研究事業で難関に直面した時も、初めが肝心、私は必ず成
功するものと信じると励ました。
そして科学者と技術者は自力で宇宙科学分野を開拓し、宇宙開発を保証する工業の基盤も整
えられたことで、初の人工衛星打ち上げを1回で成功させる成果を遂げることができたのです。
そして科学者と技術者は、初の人工衛星に総書記を称えて「光明星」との名を付けました。
共和国の宇宙科学およびロケット技術分野の展望は明るく、現在この部門には立派な科学者
と技術者がおり、強力な工業の基盤も蓄積されています。
衛星打ち上げはいつ頃から計画されていたのか?
最高人民会議代議員であり、院士、教授のクォン・ドンファ博士によれば、金正日総書記の指導
により、人工衛星の運搬可能な多段式ロケットは1980年代に開発され、金日成主席は生前
『わが国でも人工衛星を打ち上げる時が来た』と語ったといいます。その後90年代初めには打
ち上げ準備が完了し、「光明星1号」と運搬ロケットは、6年前に開発されました。その時から
科学者と技術者は、実験衛星打ち上げを準備しながら実用衛星の研究で成果をあげ、今回総
書記が定めた通り、最高人民会議第十期第一回会議と建国50周年祝賀を前に人工衛星を打
ち上げることとなりました。
「テポドン1号」については?
「テポドン1号」とは、日本が軍事大国化するための口実としてつけた言いがかりにすぎません。
日本は光明星打ち上げのための「多段式運搬ロケット」を「弾道ミサイル=テポドン1号」だと勝
手に思い込み共和国を激しく非難していますが、それは事実とは程遠いものです。
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打ち上げについて
打ち上げの瞬間
多段式運搬ロケット打ち上げの瞬間
人工衛星とミサイルの違い
ミサイルの場合は、命中精度の確認が重要なため発射の方角にはこだわりませんが、衛
星打ち上げでは通常、地球の自転を利用するため東向きに行われます。共和国の「光明
星」は第に南発射場から東の軌道に向かって飛んでいるため、そのまま進むと地球の引
力の影響で次向きに進路を変えハワイに向かってしまいます。
こうしたことから日本が言い張る「ミサイル発射」ではなく、衛星打ち上げであることは明白
であり、日本のロケット専門家も「人工衛星打ち上げを試みたとすれば、自然だ」と語って
います。
多段式運搬ロケット
人工衛星を打ち上げるには「上昇・加速」させるための強力な輸送手段が必要になります。
飛行機ではこれだけの高度と速度を達成することは不可能ですから、現在の唯一の手段
はロケットしかありません。共和国では多段式ロケットで初の人工衛星「光明星1号」打ち
上げに成功しましたが、このロケットは3段式で、1段目と2段目は液体燃料、3段目は固
体燃料を使用しています。
打ち上げの詳細
ロケットは咸鏡北道花台郡舞水端里の発射場から8月31日12時7分、86度の方向で東
向きに打ち上げられました。その後1段目は北緯40度51分、東経132度40分の朝鮮
東海公海上(日本海)に、2段目は北緯40度13分、東経149度07分の太平洋公海上(三
陸沖)に落下しました。
運搬ロケットが衛星を軌道に乗せるには、引力に逆らって高度200キロメートルまで打ち
上げると同時に、横向きに毎秒8000メートル近くまで加速することが最低限必要となりま
す。日本防衛庁は2段目分離後の3段目について「推進力はなかった」と発表しましたが、
米国は「加速している小さな物体があった」としており、また、労働新聞8日付に掲載され
た運搬ロケットの打ち上げ実験略図によれば、衛星軌道進入点は時間293秒、速度毎秒
8980メートル、高さ239.2キロメートル、距離587.9キロメートルと軌道に乗せる条
件を十分に満たしています。
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使用目的
光明星1号
打ち上げ前の光明星1号
人工衛星の一般的利用法
人工衛星はその使命に沿って、科学衛星や実用衛星、軍事衛星などに分類されます。
科学衛星は太陽系などを研究したり宇宙空間を調査するためのもの、実用衛星は文字
どおり社会生活の実利のために使われ、用途は幅広く「通信衛星、放送衛星、気象衛
星、資源探索衛星、航行・測位衛星」と多種多様です。日本では、天気予報などでよく
使われる気象衛星「ひまわり」が有名です。
「光明星1号」の目的
共和国初の人工衛星「光明星1号」は、今後の実用衛星打ち上げの資料を得るために
打ち上げられました。これは徹頭徹尾、宇宙の平和利用に貢献するのが目的であり、
そのため衛星には必要な探測機材が設けられました。
共和国の科学者達は、衛星から温度と圧力、電源状態などの探測資料が送られてきて
いると語っています。(他にも27Mhzで「金日成将軍の歌」の旋律と主体朝鮮をモール
ス信号で大好評放送中)
衛星打ち上げの意義
今回衛星を軌道に乗せた意義は、@多段式運搬ロケットにより衛星を軌道に正確に乗
せる技術を実現 A多段式運搬ロケットの構造工学的設計と操縦技術を完備 B宇宙空
間の環境を研究し、その環境下で電子装置などが正確に作動するかを検証 C運搬ロ
ケットと衛星観測システムを完成。したことにあります。
これによって今後、商業衛星打ち上げのような国際的な先端技術市場に積極的に進出
して、食糧問題をはじめ経済問題を自力で解決するうえで必要な外貨を、より早くより
多く獲得できる土台も築くことが出来ました。
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周回状況
周回想像図
「光明星1号」周回予想図
人工衛星の周期
人工衛星の飛行経路を軌道と呼び、円形または楕円形の軌道の中心(楕円形の
場合は焦点の一つ)は地球の中心と一致します。
軌道を表すうえで重要なのは地表からの高度であり、円軌道の場合には高度は
一定となります。楕円形の場合には、地球に最も近づいた時の近地点高度と、
最も離れた時の遠地点高度で表わします。その高度に応じて衛星が地球を一周
する時間、すなわち周期が決まります。
「光明星1号」の周期
「光明星1号」の軌道は楕円形であり、最近地点218.82キロメートル、最遠地
点6978.2キロメートルの楕円軌道に沿って周っており、周期は165分6秒
です。
労働新聞14日付では、衛星が13日午前8時24分から11時17分の間(平壌
時間)に地球周回100周目に達したと伝えました。
100周目の周期は、太平洋上の米国ハワイ島の北部上空からチリ、アルゼン
チンなど南米諸国を経て大西洋を横断し、ナミビア、アンゴラ、民主コンゴ、エチ
オピア、パキスタン、中国、共和国上空を通過しました。また、10月5日には、
肉眼で観察できる時間帯に共和国上空を通過し、「光明星1号」を目視した人々
から、喜びの声が続々と寄せられました。
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共和国発表「打ち上げタイムテーブル」
◆1998.8.31−−12:07−−咸鏡北道花台郡舞水端里−−発射
95秒後−−高度35.9km−−距離19.5km−−1段目分離
◆距離253km−−北緯40度51分、東経132度40分−−1段目落下
266秒後−−高度204km−−距離450.5km−−2段目分離
293秒後−−高度239.2km−−距離587.9km−−速度8980m/s−−衛星軌道進入
◆距離1646km−−北緯40度13分、東経149度07分−−2段目落下
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労働新聞9月22日(98年)「公正性のない処理の仕方」
15日の国連安全保障理事会非公式協議で安保理議長は、共和国の人工衛星打ち上げ問題に対する日本
の立場を込めた「報道向け声明」を発表した。すでに何度も明らかにしてきたように、今回共和国が人工衛星
を打ち上げたのは、誰かを威嚇するためではなく、徹頭徹尾宇宙を平和的に利用するためだ。

宇宙は人類の共有対象であり、宇宙を平和的に利用するために衛星を打ち上げるのはそれぞれの国の自主
権に属する。現在、地球の軌道上に各国が打ち上げた数百数千の衛星が自由に周回しているのは否定でき
ない事実だ。これについて誰もあれこれ言ったことはない。にもかかわらず、国連安保理が不純な政治目的を
企む日本にそそのかされて、共和国の人工衛星打ち上げについて「憂慮」や「遺憾」を言うこと自体、すでに
現実を否定する態度であり、自らの姿勢にそぐわない処理の仕方だ。

これまで日本をはじめとする多くの国々が人工衛星を競争して打ち上げた際、共和国に一度たりとも事前通
告したことはない。
このような国々が国連安保理で共和国の人工衛星打ち上げについて話し合ったこと自体奇怪だ。ある国は事
前通告しなくても良く、ある国だけは必ずしなければならないという論理は通じない。

趣旨や経緯がどうであれ、今回の国連安保理非公式協議での「報道向け声明」発表は、安保理がすでに公
正性を欠き、2重基準に籠絡されていることを示している。警鐘を鳴らし問責を受けねばならない対象は共和
国ではなく、罪多き過去を認めもせず補償もしないまま侵略と戦争策動に拍車をかけている日本軍国主義勢
力である。

現在、日本政府が共和国の人工衛星打ち上げ問題をめぐって騒ぎ立て誹謗中傷しているのも、究極的に見
れば朝鮮人民の100年来の宿敵としての自己の罪を隠し、侵略戦争遂行のための軍事大国化の口実を得
ることに真の意図がある。

共和国は今回、安保理が取った立場と処理の仕方を、共和国の自主権に対する冒とく見なし断固排撃する。
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労働新聞9月22日(98年)「反共和国感情煽る日本」
NHKは8月31日、共和国が「弾道ミサイル」を発射したと報道したが、これは日本が直接確認したものでは
ない。米国の通報でやっと「弾道ミサイル」の発射と着弾予想地点について知った。その時から、日本の高
官、自民党や各政党の指導的人物が騒ぎ始めた。
日本当局者に理性があれば、少なくとも事態の真相をまず把握し口を開くべきだった。にもかかわらず、米国
の「通報」だけを信じて共和国を中傷した。これは自らの知識のなさを暴露するものだ。

一方、日本政府は当初「弾道ミサイル」が朝鮮東海に落下したと発表したが、次には弾頭部分が日本上空
を通過し三陸沖に着弾した可能性が高いと発表するなど、具体的な内幕も知らない自らの体裁の悪さを露に
した。
海上保安庁の護衛艦やP―3C早期警戒機で周辺海域を捜索しようとしたが、ミサイルが落ちたと確認でき
る痕跡は見つからなかった。こうした中、衛星打ち上げを共和国が報道した。共和国は報道で人工衛星を、
いつ、どこで、何時に打ち上げ、軌道に正確に乗せたかを明らかにした。「ミサイル発射」説は粉々に砕けた。
にもかかわらず、防衛庁長官らは、弾道ミサイルだった可能性が強いとの認識を変えない、との立場に固執
した。これによって、日本当局者が人工衛星打ち上げを「弾道ミサイル発射」と騒ぐのが、単に知識の無さか
らきた軽挙妄動ではないことが明らかになった。根深い対朝鮮敵対感情を秘めた日本は、共和国の衛星打
ち上げを反共和国熱を煽るのに利用している。
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労働新聞9月23日(98年)「通じぬ『事前通告』説」
小渕首相は国会での質疑で、共和国の人工衛星打ち上げと関連した「納得できる説明と行動がない限り」
強硬な姿勢で対処すると述べ、共和国が事前通告しなかったことが「国際法違反」にあたるとまで言った。
国連駐在日本代表も「事前通告」をうんぬんし、マスコミも「危険千万な行為」と非難した。一体日本が何だ
からと言って共和国が事前通告するというのか。

日本は1970年代からこれまで数十個の衛星を打ち上げたが、共和国に事前通告したことはない。
にもかかわらず、日本当局者が「事前通告」をうんぬんし「遺憾」「愚弄」「強力な対応」をうんぬんするのは、
日本の破廉恥な姿勢を示すものである。自分たちはしたいようにし、共和国は自分たちに「事前通告」をし
て「承認」を得なければならないとの日本式の傲慢な態度には驚愕を禁じ得ない。

日本当局者が「事前通告」をうんぬんするのは、反共和国熱を煽り、自らの政治的野心を実現するのに共
和国の衛星打ち上げを利用しようとしているからだ。

日本当局者の「事前通告」説は、9月4日に共和国が人工衛星打ち上げの成功を公式に発表した後も執よ
うに続いている。日本当局者の「事前通告」説は他人の成果を嫉妬する日本の性根と反共和国敵対感情
を自ら露にしたものだ。
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